北アイルランド出身のロック・ギタリスト、ゲイリー・ムーア(Gary Moore)の「The Loner(ザ・ローナー)」です。1987年に発表した8作目のスタジオアルバム、『Wild Frontier』の収録曲。ちなみに、同アルバムは、ノルウェーで1位、スウェーデンで2位、スイスで7位、イギリスで8位を記録する等、ヨーロッパで大きな成功を収めました。
ゲイリー・ムーアの父親は地元(ベルファスト)で有名なプロモーターでクラブ経営などに携わっていました。彼もそんな環境の下、小学生の頃にピアノを習い始めましたが、教師と合わず挫折。10歳の頃にギターを始めたようです。当初は、ロック・バンド、『シャドウズ』のコピーに明け暮れていたそうですが、イングランド出身のギタリスト、『ピーター・グリーン』から強い衝撃を受け、プロギタリストになる決意を固めたとか。
追伸:「The Loner」は、『煽情的で切なく、どこか懐かしを感じるメロディー』、『安心して聴いていられ演奏技術(没入感は必要)』、『演奏時間のソコソコの長さ』の要件を満たしていることから、「ある特定の種類の【劇場】で使用されているイメージがある」というネット上の指摘があります。音楽って、聴き手によって捉え方が違いますから、それはそれで私はアリだと思います(要は自分が楽しめるか否かだと思いますが…)。皆さんは、どう思われますか?