アメリカ東海岸を代表するハードロック・バンド、キッス(KISS)の「Detroit Rock City」です。1976年に発売された4枚目のスタジオアルバム、「Destroyer(地獄の軍団)」の収録曲で、同年シングルカットされました。ちなみに、歌詞の題材は、キッスのコンサートへ向かう途中で交通事故に逢い死亡した実在のファンに関するものであり、オープニングでは車に乗り込んでドライヴに出かける様子(カーラジオからは、キッスの「Rock and Roll All Nite」が流れています)、エンディングでは、車がトラックと衝突してガソリンが漏れ出し、引火して大爆発する様子が収録されています。なお、同曲は、「死亡したファンが、事故にあう直前まで最高の気分でいてくれた。」という思いが込められていると考えられます。
有名なツイン・リードギターによる中盤のソロ・パートは、メンバーの演奏ではなく、プロデューサーのエズリンによるものです。
追伸:「Detroit Rock City」は、MLBのデトロイト・タイガースのホームゲームの試合開始で、チームがグラウンドに出る時に流すそうです(盛り上がるでしょね…)。