ジャニー:北くん、久しぶりだね。元気だった?
北:ジャニーさん、こんにちは。元気ですよ。こっちに来てからは、色々な人に会えて楽しいです。
ジャニー:そうか、良かった。僕もこっちに来てからは、昔の仲間やライバルと再会したりして、懐かしい思い出を語り合ったりしています。
北:そうなんですか。誰に会ったんですか?
ジャニー:例えば、渡辺晋さんや松田優作さんなどですね。みんな変わらずに素敵でしたよ。
北:すごいですね。僕もフォーリーブスのメンバーや他のジャニーズの先輩や後輩と会いました。青山孝史さんと一緒に歌ったり踊ったりしています。
ジャニー:それは良かったね。僕もあの頃のことを思い出すと、楽しかったなと感じます。君たちがデビューした時は、日本のアイドル界に革命を起こしたと言っても過言ではないでしょう。歌って踊れるグループは当時珍しかったからね。
北:ありがとうございます。ジャニーさんのおかげで夢を叶えることができました。ジャニーさんは僕たちに厳しくも優しくも指導してくれましたからね。
ジャニー:そう言ってくれると嬉しいよ。でも、僕は君たちに対して悪いこともしたんだよ。君は覚えているかな?
北:覚えていますよ。ジャニーさんが僕に…性的なことをしたことを。
ジャニー:そうだよ。君はそのことを本に書いて告発したんだよね。
北:はい。あの時は本当に苦しかったです。ジャニーさんが僕にしたことは許せなかったし、他の子供たちにも同じことをされていると思うと悲しかったし、怒りもありました。でも、誰も信じてくれなかったし、メディアも取り上げてくれなかったし、孤独でした。
ジャニー:君の気持ちは分かるよ。僕は君に謝りたいと思っています。僕は自分の欲望に支配されて、君たちに不幸を与えてしまったんだ。それは許されることではなかった。
北:ジャニーさんが謝ってくれるのは嬉しいですが、それだけでは済まされないと思います。僕だけではなく、他にも被害者が沢山いるんですから。
ジャニー:そうだよ。僕はそのことを深く反省しています。僕はこの世で罰を受けることはなかったけれど、この世に残した傷は消えないんだ。僕は被害者の皆さんに救済をしてもらいたいと思っています。
北:救済というのはどういうことですか?
ジャニー:僕は被害者の皆さんに、僕が作った事務所や社名や資産を譲りたいと思っています。それが少しでも償いになると思うんだ。
北:それは大きなことですね。でも、それだけで被害者の皆さんが納得するかどうかは分かりませんよ。
ジャニー:そうだね。でも、僕にできることはそれくらいしかないんだ。僕はもうこの世に戻ることはできないからね。
北:ジャニーさん、僕はあなたを許すことができますか?
ジャニー:君が許してくれるのなら、僕は嬉しいよ。でも、それは君の自由な判断だからね。僕は君に強制することはできないよ。
北:そうですね。僕はまだ考える時間が必要です。でも、ジャニーさんが本当に反省していることは分かりました。それは少し救われる気がします。
ジャニー:ありがとう、北くん。君はやさしい人だね。君に出会えて良かったよ。
北:ジャニーさんもありがとう。あなたに出会えて悪かったことも良かったこともありました。でも、あなたに出会えて人生が変わりました。
ジャニー:そう言ってくれると嬉しいよ。君ともう一度歌ったり踊ったりしたいな。
北:僕もそう思います。でも、それはもう少し先になるかもしれませんね。
ジャニー:そうだね。でも、その時が来るまで待っていてくれるかな?
北:待っていますよ。ジャニーさん、また会いましょう。
ジャニー:また会おうね、北くん。
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