今年の紅白歌合戦に出場することを予定していたジャニーズ事務所のアーティストたちが、一斉に出場を辞退したことが明らかになった。ジャニーズ事務所は、出場辞退の理由について「故ジャニー喜多川氏による性加害問題への対応」と「新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため」という二つの理由を挙げた。
ジャニーズ事務所の出場辞退により、紅白歌合戦の出場者リストは大きく変更されることになった。ジャニーズ事務所からは、嵐、KAT-TUN、Hey! Say! JUMP、King & Prince、SixTONES、Snow Manなどの人気グループが出場する予定だった。これらのグループの代わりに、他のレコード会社や芸能事務所から新たなアーティストが選ばれることになると見られる。
故ジャニー喜多川氏による性加害問題への対応というのは、ジャニーズ事務所が先月29日に発表した「再発防止特別チーム」の報告書 に基づくものだという。報告書では、喜多川氏が少なくとも数百人の少年タレントに性的虐待を行っていたことが明らかにされ
、現社長で喜多川氏のめいにあたる藤島ジュリー景子氏の辞任や株式譲渡などが提言されていた 。ジャニーズ事務所は、この報告書を受けて、「被害者や関係者への謝罪と補償」や「社内体制の改革」などを行うことを表明した
。その一環として、「紅白歌合戦への出場辞退」も決断したという。
新型コロナウイルス感染症の拡大防止のためというのは、ジャニーズ事務所が自主的に行っている感染対策の一環だという。ジャニーズ事務所は、今年の春から夏にかけて、自社主催のコンサートやイベントを中止や延期にするなど、感染リスクを最小限に抑える努力をしてきた。紅白歌合戦は、多数のアーティストやスタッフが集まる大規模なイベントであり、「感染拡大の可能性が高い」と判断したという。
ジャニーズ事務所の出場辞退は、紅白歌合戦史上初めてのことであり、音楽ファンやメディアからは様々な反応が寄せられている。一部では、「ジャニーズ事務所は自分たちだけで紅白歌合戦を開催すればいい」という声も聞かれる。一方で、「ジャニーズ事務所は紅白歌合戦に欠かせない存在だ」という声も多く、「来年は是非復帰してほしい」という期待も寄せられている。
紅白歌合戦は、今年も12月31日にNHKホールで開催される予定だが、ジャニーズ事務所の出場辞退により、どのような番組になるのか、注目が集まっている。
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