『観世音(観世音菩薩)』の種類と、その『法力』

『観世音(観世音菩薩)』とは、『世の人々の音声を観じて、その苦悩から救ってくれる菩薩のことで、霊的な次元において阿弥陀如来の脇に座している』とされていますが、仏教理論的には、基本となる『聖観音菩薩(しょうかんのんぼさつ)』のほか、およそ以下の6つの種類(変化観音、六観音)があるとされています。

  千手観音菩薩(せんじゅかんのんぼさつ)

  馬頭観音菩薩(ばとうかんのんぼさつ)

  十一面観音菩薩(じゅういちめんかんのんぼさつ)

  如意輪観音菩薩(にょいりんかんのんぼさつ)

  准胝観音菩薩(じゅんていかんのんぼさつ)

  不空羂索観音菩薩(ふくうけんじゃくかんのんぼさつ)

以上の『六観音』の『法力』については、論者により若干の相違がありますが、すべてをまとめると以下の通りとなります。

  八方ふさがりの状況から救い上げる。

  金銭的に困らないようにする。

  悪因縁を断ち切る。

  害をなす霊的な存在を退散させる。

  執着心を断ち切る。

  悶々と考える事柄から引き離す。

  大難から逃れられる。

  新しい閃きを与える。

  害をなすものを寄せ付けない。

  病気・疫病を退散させる。

  煩悩を打ち砕く。

  煩悩や苦しみを取り去り心の清浄をもたらす。

以上、およそ『オールマイティー』な『法力』があります。なお、以下の画像は『如意輪観音菩薩』です。同菩薩は、向かって右手に持つ『法輪』で『煩悩を打ち砕く』とされています。