『引き寄せの法則』は危険?

 『引き寄せの法則』とは、19世紀のアメリカで始まった『キリスト教における異端的宗教運動・霊性運動』がその元になっている考え方で、『ポジティブな思考が良い経験を、ネガティブな思考が悪い経験を人生にもたらすという信念』をいいます。最近の日本ではその考え方を簡略化し『強く願ったり、信じたりしたものは実現しやすい』という形に転用しています。

さて、実際に、『強く願ったり、信じたりすると』望む出来事が実現するでしょうか?この点、多くの研究者が実証科学的根拠はないと考えています。しかし、人の『思い(念)』には一定のエネルギーがあることもまた事実であり、私自身も、『ある事象(宝くじではありませんが)』を結果的に引き寄せてしまった経験があります。ここで皆さんに言いたいのは『絶対に引き寄せの法則を使ってはいけない』ということです。例えば、1等の賞金額が『1億円』の宝くじを『引き寄せの法則』を使って『当てた』とします。一見、単純に『超ラッキーな出来事』で何の問題もないように見えますが実はそうではありません。なぜかと言うと、『人が一生の間に手にするお金の金額は運命的に既に決まっているからです』。つまり、『引き寄せの法則』を使って当てた『1億円』は今後数十年かけてその人の手元に来るべきお金を先取りしてしまったことになるのです。当てた当人は、そんなこととは露知らず、1億円を浪費してしまうかもしれませんし、勤めている会社を辞めてしまうかもしれません。その結果、どうなるかは明白ですね。

このように、『引き寄せの法則』は非常に危険な側面を持っているのです。ネット上に様々な情報が飛び交っていますが、黙殺してください。

『延命十区間観音経』の読経も『引き寄せの法則』として利用することは絶対にしないでください。ちなみに、『延命十区間観音経』の読経をしたところ、『なんとなく宝くじを買いたくなった。そしてその結果、1等の1億円が運よく当たった』という場合であれば何ら問題はありません(ある意味、これが『観世音』の法力です)。