『先祖の悪因縁』というものはあるのか?

一部の宗教団体では、よく『あなたの先祖は悪因縁で苦しんでいて、いまだ成仏していません。そのため、あなたの運勢が好転しないのです。私どもの教団に入会すると先祖の因縁が消滅し、先祖が救われると同時にあなたの運勢が劇的に良くなります。』という脅し文句で巧みに心理的に操り、入会(入信)させるケースが見受けられます。ところで、本当に『先祖の悪因縁』というものがあるのでしょうか?

結論から言えば『先祖の悪因縁』などというものは存在しません。この辺は常識的に判断してください。『先祖の悪因縁』などというオドロオドロシイ言葉に騙されてはいけません。仮に100歩譲って、そのようなものが存在するとして、既に死んだ人の『悪因縁』を除去することはできません。なぜならば、『既に終わってしまったことだからです』。除去するためには先祖が生きていた時に戻って『悪因縁のある先祖』をどうにかするしかないですが、そんなことは当然できません。おわかりでしょうか?宗教団体のロジックは冷静に考えると『子供も引っかからないよう稚拙なたわごと』です。しかし、それとは別に、過去世からの因果の連鎖、膨大に積み重なった原因から必然的に現れる結果である『運命(さだめ)』は存在しているのです。しかし、そのことと『先祖の悪因縁』とは無関係です。その辺を混同しないでください。自分の運勢を好転、いわば『運命のディレクターズカット(修正)』をするためには自分自身でどうにかするより方法はありません(そのための方法が『延命十区観音経』の読経です)。他のどのような霊能力者(仮に存在するとしてですが…)であっても不可能です。自分以外の他人は寄り添ってくれても救うことはできません。この点は明確にすべきです。