『延命十区観音経』を唱えると、なぜ『霊験』があるのか?②

 『延命十区観音経の読経は、観世音に接続するためのパスワードを打ち込むようなものであって、打ち込んだ(唱えた)回数に応じて観世音の法力が、唱えた人及びその周囲に影響を与える』というメカニズムによって『霊験』が生じることが分かりました。しかし、ここで皆さんは、①『なぜ、正式な仏典である法華経の一部である観世音菩薩普門品(いわゆる、観音経)はパスワードにならないのか?』、そして②『偽経(正式な仏典ではない経文)である延命十区観音経がなぜパスワードなのか?』という疑問を持つと思います。

まず。①についてですが、そもそも『観世音菩薩普門品(観音経)』は、観世音に接続するためのパスワードとして作り出されたものではなく、観世音の法力について説明している経典なのです。既に当ブログで説明した通り、一般的に『読経』については霊的な効果はありません。『観世音菩薩普門品(観音経)』であっても同じです。次に②についてですが、『延命十区観音経の内容は、只々観世音を信じ、帰依すること』しか盛り込んでいません。簡単に言うと『中身はない(中味自体を説明しているわけではない)』んです。つまり、最初から『観世音に接続するためのパスワードとして作り出された』経文なのです。その証左として、たった『42文字』となっています。おそらく、『相当な霊的パワーを持つ修行者』が『パスワード』として文章化したのではないかと考えます(コンピューターで言う、『英数字で何文字以上何文字以下』というような条件を満たしているんでしょうね…)。